コストとリスクと手間

商売

チラシの作成を親がした。
ローコストローリスクで手間はほぼ掛からなかった。

チラシの出来が僕にはあまり良いと思えなかったので
友人に見せ反応を見たが反応が芳しくなかったとオブラートに包んで言えば
優しいが
対象が今時の若い子なのに
その若い子に人目見せて反応が悪かったという事はかなりの痛手だと思う。
好感を100%もってもらえるチラシを作って撒いても
ニーズにあってなければ意味がなく
例として不動産のチラシを
2000枚撒いて連絡が来るのは5件程度くれば良いほうで
当たれば何十万と儲かるのだからそれぐらいの確率や効率で
客を取れるのであれば問題ないが
今のチラシはそういったハイリターンではなくローリターンで
数を稼いでうんぬんなので2000で5とか話にならない。
赤字だ。

バブル時代と今の時代は大きく違うという事を中小企業相談で言われ
商売の売り手と買い手との関係も昔と今は全く違うのだ
昔は売り手が強かったが今は買い手が強い

という事を再三注意されたにも関わらず
人に聞くでもなく調べるでも改善するでもなく
「ただ回りくどい事せんと俺の話を聞けばいいんだ」
と完全に一昔前の気持ちが抜け切らない父にはあきれ返るばかりで。

チラシの修正の案を言っても聞き入れず
昔はあれで人が来ていた。
コストとリスクと手間を考えろ
とばかり言う。

僕も親と商売の話や深いところの話をつい最近聞き始めたのではなく
小さい頃からずっと聞いているし、理解している。
コストとはチラシ1枚あたりの費用配る人件費
会社名や会社の住所などを記載するにあたり必要なものを手続き代や
事務所費用

電話番号やメールをチラシに入れたら今度はその対応に人を入れるか
システムを導入しなければならない。
リスクは番号やメールを入れるとそれによりクレームが来る可能性
手間は人を入れないのであれば自分達の時間を割く事になる事。
電話はいつ来るか分からないし
メールも自動返信のテンプレ作りまたその定期的監視やファイリングなどが必要だし
面接もしないといけない。

そういう電話番号やメール、会社名や住所を入れると見向きもされなかったチラシが
少しは人の目に留まり導入してくれる可能性もあがるであろうと思われるが
僕らがこれらを導入する事による上記のめんどくさい事が増えるんだぞ
それも踏まえて修正するのかと言っているのは十分承知である。
その承知をした上でこのくそみたいなチラシ撒いても無駄だから修正しようぜと言ってる
のに聞かないのでいらいらしています。

一から出直すとか言ってたのにバブル時代の過去の栄光は捨てろよ
適応出来ない会社から経営が破綻していくのを忘れたのか


ケースバイケース